Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-10-27から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー9/10)(私家版)

「あり得ない?それならば、私は彼女を呼び出して、あなたと話をして貰いおう。良いですか?」 「良い、良い。」 隠士は神通力でもって、蛆虫と会話した。「こっちに!Ubbari蛆虫、こちらにどうぞ」蛆虫は国王の前まで来たが、側には蛆虫の夫がいた。。。。…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー8)(私家版)

ある日、皇后が往生(死亡)した。国王は悲嘆にくれた。彼は彼女の遺体に香料を塗り、ベッドの下に隠した。7日間食うや食わず、皇后の死を嘆き悲しんだ。。。 当時の菩薩(即ち釈迦牟尼仏の前世)は、天眼通でもって、Assaka王の苦痛を見た。。。 Assaka王…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー7)(私家版)

結生識が滅した後、必然的に、16個の有分識が生じる。その後、第一番目の意門心路過程が生じるが、これを「有欲」速行と呼ぶ。この意門心路過程は、新しい生命に執着する。例えば、と殺業者の結生識は四悪趣にあり、彼は、一匹の動物、例えば豚になるかも…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー6)(私家版)

豚を殺すことを生業としていると殺業者が、臨終の時に、己が又豚を殺している様を見るならば、この相を「業」と呼び、これを臨終意門心路過程の生起と言う。。。その過程は以下の通り:有分、有分波動、有分断、意門転向、5個の速行心、彼所縁、彼所縁、その…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー5)(私家版)

一つ一つの心は、皆、一個の所縁を取る。ここでの例では、新しい一世の結生識は「花の色彩」を所縁として取る。有分識もまた、「花の色彩」を所縁として取る。死亡識も又「花の色彩」を所縁として取る。故に、結生識、有分識、死亡識は、実は同じ一つの心識…