仏陀の時代、一人の比丘が仏陀と共に一ヶ月修行した。彼の心は人間界において四果阿羅漢を証したかった為、禅の修行に非常に猛然と精進した。。。。。。。 彼はしばしば食事を摂らなかった。。。 時間の無駄であるし、飽食すると眠くなるからである。。。。。。。。 長時間食事を取らなかった為、彼は胃が痛くなり、苦痛であったが、それでも彼は禅の修行に打ち込み、結果、そのまま死んでしまった。。。 禅の修行中に死ぬのは善業であり、故に彼は天界に生まれた。。。 死亡識と結生識は、ただ一個の心識刹那であり、間隔はないに等しい。。 彼は己が死亡して後、即刻往生したことが理解できず、天界に生まれた時は、尚座禅の姿勢であったと言う。 天界において、福の果報の多い男性の天神は、左右に500人の天女が侍り、歌い舞うが、天女たちは、彼が今だ比丘の格好で座禅していて、彼女たちに興味を示さないのを見て、「彼は前世は出家者であったに違いない。少し様子が変わったけれど……彼は己が天界に生まれたのを知らないでいるに違いない。我々は彼に知らせてあげようではないか。」と思った。そして、彼女たちは、大きな鏡を持つて来て、彼の前に置いて、大声で歌を歌った。比丘は女性の居士が来たのかと思い、急いで目を開けてみると、己が天神になっている姿が見えたた。彼は非常に失望した。というのも、彼はもともと、人間界で阿羅漢を証得したかった故に。今、一果は得ておらず、天界に往生してしまった。天界は楽しみの多い所で、精進修行するのは非常に難しいのである。