ひとたび、死亡心が滅尽した後、新しい一世の結生心が即刻生起するが、(その時は)前の一世の臨終速行心の目標を縁に取る。色法を擁する生存地では、結生心は心所依処によって支えられる。しかし、無色地においては、何らの依処もないが故に、それは行(即ち業)によって生じるが、この行とは、取りも直さず、過去の速行の業であり、この業の根基は、ニ種の生死輪廻の根であり、それは即ち、無明と渇愛と言うニ種の潜在的傾向の事である。離心路過程には、合計三種の心がある。。。。。。 一番目は結生心:新しい一世と前の一世を連結させる。現在のこの一世と、前の一世を連結させる事でもある。。。。。。。。 二番目は有分識:一世の中において、結生から死亡までの間の生命の流れを中断させない様にする。。。。。。。。 三番目は死亡識:死亡の作用を執行する。