南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(60ー3)(私家版)

ひとたび、死亡心が滅尽した後、新しい一世の結生心が即刻生起するが、(その時は)前の一世の臨終速行心の目標を縁に取る。色法を擁する生存地では、結生心は心所依処によって支えられる。しかし、無色地においては、何らの依処もないが故に、それは行(即ち業)によって生じるが、この行とは、取りも直さず、過去の速行の業であり、この業の根基は、ニ種の生死輪廻の根であり、それは即ち、無明と渇愛と言うニ種の潜在的傾向の事である。離心路過程には、合計三種の心がある。。。。。。          一番目は結生心:新しい一世と前の一世を連結させる。現在のこの一世と、前の一世を連結させる事でもある。。。。。。。。             二番目は有分識:一世の中において、結生から死亡までの間の生命の流れを中断させない様にする。。。。。。。。                     三番目は死亡識:死亡の作用を執行する。