3.離心路過程を通して、と言うのは、即ち、結生、有分と死亡(心の事)である。人が臨終の時に見る赤い色は、胎児が母胎にいる事による色所縁である。臨終速行心が赤い色を縁に取った後、人はすぐに往生する。次の世においての、最初の結生識は、前の一世の、臨終速行心の所縁(赤い色)を所縁として取るものであって、死亡心の所縁を所縁として取るのではない。結生識が終了した後の有分識もまた赤い色を縁に取る。同じ一世の、死亡心もまた同様である。
3.離心路過程を通して、と言うのは、即ち、結生、有分と死亡(心の事)である。人が臨終の時に見る赤い色は、胎児が母胎にいる事による色所縁である。臨終速行心が赤い色を縁に取った後、人はすぐに往生する。次の世においての、最初の結生識は、前の一世の、臨終速行心の所縁(赤い色)を所縁として取るものであって、死亡心の所縁を所縁として取るのではない。結生識が終了した後の有分識もまた赤い色を縁に取る。同じ一世の、死亡心もまた同様である。