Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

今を生きる

仏教で【今を生きる】といいますと、座禅・瞑想の修行の成果を基に、この瞬間・瞬間、刹那生・滅する身体と心に気がついて、何事にも執着しない事ですが、これは心が、初果聖者ヨルカのレベルに到達していないと、難しいかも知れません。。。。。。。。。               我々凡夫に出来る事は、いつの日か、聖者になる為の修行は欠かさず、かつ、今日一日、与えられた条件の中で、精一杯明るく楽しく生きる事だと思います。。。。。。。。。。。。。。                  先日、温泉の外湯に行きましたら、顔見知りのお婆さんに会いました。。。。。。。。。。          最近免許返納したらしく【生活が一気につまらなくなった】と、嘆きます。。。。。。。    しかし、買い物は近くに住む息子さんがやってくれるそうで(総合病院も目の前に、あり)、今のところ何ら、困っている事はないそうです。。。。。。。。。。。                        それなのに【つまらない、つまらない】と嘆くのは、本当に【つまらない】……笑。。。      私は息子が二人、孫一人ですが、それも【息子が二人もいて、孫が一人?淋しいね。つまらない、つまらない】と言います。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。                   息子の家庭に己の幸せを求めれば、いらぬトラブルが増えます。尼僧である私は、戒律を守り、朝夕座禅・瞑想して、己の起心動念に注意を払い、日々刻々、善心、善業で生きて行きたい。。。。。。。。。。                            現世の為にも、来世の為にも、心静かに、心豊かに(=少欲知足)、【今を生きたい】ものだと、思います。。。。。。。。。。。。。。。。。。。          Paññādhika Sayalay (般若精舎)