Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-10-25から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー4)(私家版)

<表O>臨終眼門心路過程(図割愛)。。。 (解説)この臨終眼門心路過程自体は業をなす能力に欠けており、故に、過去の業として、冷生業とのバイプ役を果たす。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー3)(私家版)

結生識が、31界のどの界において生じるかは、過去の業に基づくのである。。 この例では、過去にお花を供養した業により、その事によって(その様な)結生識が生じたのである。。。 お花を供養した結果としての業は、(その性質上)色界に生まれる事はなく…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー2)(私家版)

臨終眼門心路過程を例にして:もし、臨終の時に一輪の蓮の花を見たならば、臨終眼門心路過程が生起する。臨終眼門心路過程は以下の通り:過去有分識、有分波動、有分断、5門転向、眼識、領受、推度、確定、その後に5個の速行心。臨終において死なんとする…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(61ー1)(私家版)

■欲界結生心の所縁 欲界とは、四悪道の衆生、人と天神を言う。ここにおいて、臨終の心路過程の中では、ただ5個の軟弱な速行が生起する事が知れる。故に、もし死亡の時に、眼門に生起する所の現在の所縁(例えば赤い色)を縁に取るならば、新しい一世の結生…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(60ー3)(私家版)

ひとたび、死亡心が滅尽した後、新しい一世の結生心が即刻生起するが、(その時は)前の一世の臨終速行心の目標を縁に取る。色法を擁する生存地では、結生心は心所依処によって支えられる。しかし、無色地においては、何らの依処もないが故に、それは行(即…