南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(43ー5)(私家版)

死亡識:死亡心(cuti)は、一世(一生。以下同様)の内の最後の一個の心であり、一世の終結である。。。           この心と結生心、有分心は同じ種類の心であり、全て離心路過程心である。。。。     離心路過程心とは何であるか?         即ち、心路過程の外に属するのものである。死亡識と有分識の違いは、作用が異なるだけである。即ち、死亡を執行するのである。。。               一世において、ただ一種類の心が、結生、有分、死亡の作用を執行している。。。   生まれ変わる時(受胎の時)、この種の心は、新しい一世と前の一世とを連結させる。生命の過程の中において、無数回の有分心の流れが出現するが、これも又、同じ種類の心であるり、それが、生命を維持して、中断しない様にするのである。。。  死亡の時は、死亡心が生起するが、これも又、この種の心である。。。         それは、一世の終結を表すものである。