死亡識:死亡心(cuti)は、一世(一生。以下同様)の内の最後の一個の心であり、一世の終結である。。。 この心と結生心、有分心は同じ種類の心であり、全て離心路過程心である。。。。 離心路過程心とは何であるか? 即ち、心路過程の外に属するのものである。死亡識と有分識の違いは、作用が異なるだけである。即ち、死亡を執行するのである。。。 一世において、ただ一種類の心が、結生、有分、死亡の作用を執行している。。。 生まれ変わる時(受胎の時)、この種の心は、新しい一世と前の一世とを連結させる。生命の過程の中において、無数回の有分心の流れが出現するが、これも又、同じ種類の心であるり、それが、生命を維持して、中断しない様にするのである。。。 死亡の時は、死亡心が生起するが、これも又、この種の心である。。。 それは、一世の終結を表すものである。