■有分識 前にも述べたが、有分のパーリ語は、「bhavangaーーn上に点(以下同様)」で、この言葉は、「bhava」と「anga」とで構成されている。「bhava」は、有または存在する、の意味である。「anga」は、要素、の意味である。。。。。 故に、「bhavanga」は、有または存在の要素、という意味となる。。。。。 一生の内において、一番目の心識は、結生識であり、最後の心識は、死亡識である。結生識と死亡識の間において、非常に多くの心路過程が生起する。例えば、色、音、香、味、触、法の6種の塵があり、それらが目、耳、鼻、舌、身体、意の6根を衝撃する時、6門心路過程が生起する。。。。 6門心路過程が終結した後、もう一つ別の心路過程が未だ生起する前、その中間には空白が生じるが、心流を不断に維持する為、有分心が登場する。。。。。 心流は、以下の二つの場面において、暫定的に中断する。