Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(43ー4)(私家版)

その有分は、幾つあるか?16個である。この有分心と結生心は、同じ種類の果報心であるがしかし、異なる作用を執行する。心路過程が発生しない時、有分心は一つ一つの刹那において生滅する。最も明確なのは、夢を見ないて熟睡している時であるがしかし、目が覚めた時に、諸々な心路過程の合間に、無数回出現する。。。。。。。。           ある、何かの目標が、根門を衝撃する時、有分心は中断され、当該の目標が何であるかを識知する為に、活発な心路過程が引き続いて生起する。なぜ、心路過程は活発である、と言うのか??????             一に、外部の6塵の衝撃を受けるが故に。。                  ニに、心路過程は善と不善に相応して、業を累積するが故に。。。           ある種の心路過程は、煩悩を断ずる事ができる。煩悩を断つ程の心は、力が非常に強い為、故に活発である。。。          煩悩を断つ事の出来る心は「道心」である。故に道心は非常に活発である、と言う。。。                   しかし、離心路過程である、結生心、有分心、死亡心は、心路過程の中には無く、静止しているものである。。。         ひと度、心路過程が収束するや否や、有分心は即刻、再度、生起するが、それは、次の心路過程が発生するまで続く。。       この様に、(心が再び)活発になる前の段階において、有分心は、一つ一つの心識刹那において、生滅する。それはまるで水が流れる様で、2個の心識刹那の間において、連続して停止する事はない。