Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

輪廻はあるか?ー2

輪廻はあるか?              あるとしたら、どの様に確認するのか?   1)バオ系修行方法では、<縁起>という名の修行段階で、己の過去世を確認します。定力のある修行者は、己の過去世以外に、他人の過去世も、観察することができます。。。                この修行方法は、サマタと vipassanā の混合になります(あくまで、サマタ・vippassanã の範囲内の修行で、神通ではありません。)。。              2)ヒンズー教的には、<第三の目>が開いている人は、これを利用して、己の過去世を確認する事ができます。<第三の目>の開発方法は、伝承されていないのか、テーラワーダ仏教内では、あまり教えない様です。。。。                3)仏教の超能力・神通の開発は、松果垂体(の付近のエネルギー)を開発します。パオ森林僧院では、高度に定力が定まった人が申し出れば、超能力、神通の修行を指導して貰えます。(ただし、ゴータマ仏陀は、神通力開発を推奨していません。仏教者は善業を積み、vipassanā を実践するのが一番大事です。悪業の報いが到来・顕現した時、神通では、逃げ切れないからです)。               4)道教、気功でも、過去世を見る修行は出来ます。。                具体的にはどの様な修行をするのか、寡聞にして知りませんが、気功・峨眉山派の方(台湾からの客人で、その日が初対面)に、私の過去の出来事を言い当てられて(3歳の時に死にそうになった事、それでも死なずにこちらに戻って来た事、その目的等々……………)                          「君の過去の出来事は、君の顔に、全部書いてあるよ」                   と言われた事が、あります。