Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-10-24から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(60ー2)(私家版)

結生心の作用とは、二つの世を連結し、相応の名法を伴いながら、相応する法の住処として、それらの先導者となる事である。。。 一切唯心造、即ち、一切は心が造るのであるから、心は心所と色法の先導者、と言う訳である。。。。 臨終の間際にいる人(の心)…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(60ー1)(私家版)

■死亡と結生 臨終の状態にある人にとって、心路の最後尾、又は有分が滅尽した後、それは、その人の一世が終結して死亡を迎える所の、死亡心の生起とその滅尽を意味する。。。。 ひとたび、(死亡心が)滅尽すると、次の一世の結生心が即刻生起し、その一刻に…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー18)(私家版)

第5禅を擁するアナーガミだけが浄居天に生まれる事ができる。ジャーナのレベルの比較的低いアナーガミは、その他の色界天に生まれる。どちらにせよ、全てのアナーガミは、必ず色界天に生まれる。というのも、彼らは既に欲界に生まれる原動力となる欲欲(欲…