Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

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華やかな宝塚音楽学校で、自死事件が起きた、とのニュースがありました。。。。。 歌にダンスに才能のある人が試験に合格し、さらに訓練を経た後、劇場での華やかなデビューが待っています。 誰が主役を勝ち取るのか、熾烈な争いがあり、嫉妬があり、苛めが…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー16)(私家版)

31界の図表(訳者注=当ブログでは割愛)の中には第5禅が表記されていない。第五禅を育成した修行者は、第四禅天に生まれ変わる。。。。。。。。。 第四禅天の(層の)分け方の原則は、前の三種の禅天とは異なる。。。 前の三種の禅天では、一層毎に3個…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー15)(私家版)

初禅を育成して、ある程度のレベルに到達した修行者は、梵衆天に生まれ変わる事ができる。。。 中等のレベルに到達した修行者は、梵輔天に生まれ変わる事ができる。。。。。 高度なレベルにまで到達した修行者は、大梵天に生まれ変わる事ができる。。。 第5…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー14ー2)(私家版)

31界……続き(表N)(割愛)

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー14―1)(私家版)

31界(表M)(割愛)

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー13)(私家版)

然しながら、低劣な二因善業は、(ただ)無因の結生を生じるだけであり、また、生命の期間中においては、(ただ)無因の果報心を生じるだけである。。。。。。。 二因とは、智と不相応である事を言い、それは、合計4個あり、それぞれ、無因の結生心を生じる…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー12)(私家版)

もし、ある人の結生心が殊勝なるニ因である時、その生命期間中において、彼はジャーナを証する事はできないし、道果を証する機会もない。。。。。。。 この事から以下の事柄が分かる: 業を造る時(=なす時)、動機は非常に重要である。生命の期間中におい…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー11)(私家版)

低劣な三因善業及び殊勝な二因善業は、二因を伴う結生を齎す事ができ、それは生命の期間中において、12種の果報心を生じる事ができる。ただし、三因を擁する果報心は除く。。。。。。。。 「業と果」の表(訳者注=当該ブログでは割愛)の中から、はっきり…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー10)(私家版)

生命の期間の中において、殊勝なる三因は、16個の路心を生じる:それは:8個の無因善果報心、8個の大果報心である。8個の大果報心は、この一刻には彼所縁となり、結生識の作用を果たす事はない。心識は異なる作用を演じ分ける事ができるが、ある時には…

『教えの海悟りの舟』翻訳再開について

<実用アビダンマ>の翻訳、残す所、 1/3になりました。。。。 後半は複雑な表が多く、これは制作せす、飛ばしますから、実質、1/4程になります(複雑な表は、当該の ハテナブログ では制作できません。将来的に PDF版 を作成することがありましたら、…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー9)(私家版)(225/360)

殊勝なる三因善業は、三因を伴う結生を齎す。そして、生命の期間中において、16種の果報心を生ずる。。。。 表を参照して説明する(訳者注=当該のブログでは、表は作成出来ない)。。。 「業と果の総覧表」の左側は「業」で、善業と悪業があることがわか…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー8)(私家版)

<表L>業と果の総覧表 (将来、PDF版作成時に插入予定=当該のハテナブログの機能では、表の作成が困難な為=以下同様。)

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー7)(私家版)

「万物唯心造」心が世界を導いている、即ち三界を。。。 三界とは欲界、色界と無色界である。三界に衆生が生まれる事は、(その本人の)心の反映(の結果)である。。。 欲楽を目指すなら欲界に生まれ、禅定ある者は色界に生まれる。。。 外の世界は己の内部…

万物唯心造

万物唯心造=すべてのものは、あなたの心が造りだしたもの。。。 これ、昔から言われていますが、何を言っているのか、なかなか理解し難い(少なくとも私は、長い間、よく分からないでいました)。。。。。 これまで20年間、南伝仏教系の仏教書の翻訳を続…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー6)(私家版)

4.無色界善業の果報 無色禅善業を育成した後、彼らは(己が得た所のジャーナ)と同等のレベルの無色界天に生まれ変わる。例えば、既に空無辺処禅を証した人は、臨終の時に、懈怠またはその他の理由で当該の禅を失う事がないのであれば、その人は空無辺処禅…

薩摩芋は採れたけれど

ゴータマ仏陀曰く: 「今日は暑いから仕事を休もう。」 「今日は寒いから仕事を休もう。」 と言う人は、仕事にも成功しないし、ましてや、修行にも成功しない。 はい、判ってはいるのです………… 【庭の雑草は小さい内に摘んでしまえは、どって事ないのです】と…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー5)(私家版)

3.色界善業の果報 5色禅のどれか一つのジャーナは、そのレベルと同等の色界天を生じる事ができる。色界天は、ただ、四禅天しかない。故に、ニ禅と三禅の色界禅業は、第二禅に生まれ変わる事になる。四禅色界善業は第三禅天に生まれ変わり、五禅色界善業は…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー4)(私家版)

果報の生じる能力に応じて、善業は、ニ種に分ける事ができる: 殊勝なものと低劣なもの、のニ種である。。 殊勝な善業は、清浄な無染の心によってなされるものである。その上、業をなす前もその後も、共に良好な動機を持つ。例えば布施は、如法に得た財物を…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー3)(私家版)

2.欲界善業の果報 欲界の善業は、欲界における結生を生じる事ができるし、又、生命の期間中に、8種の大果報心を生じる事もてきる。又、状況によっては、欲界又は色界において、8種の無因果報心を生じる事もできる。。 故に、欲界善業は、16種の果報心(…

初禅梵天界

私は子供の時から仏教が好きでしたが、一番の疑問は <無常・苦・無我> とは何か?でした(日本の僧侶が言う【花が散るのが無常】なんて、【それのどこが悟りなの?甘いなぁ】と、子供心に思っていたものです)。。。。。 無常・苦・無我とは何か? この疑…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー2)(私家版)

1.不善業の果報 不善業は、12種の不善心によって造られる。不善心の中の痴根心は、二種ある。疑相応と、ジョウコ(心の散乱)相応である。ジョウコを除いて、11種の不善心は、結生心、有分心、死亡心としての不善果報推度心を生じ、結果、有情をして、…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー1)(私家版)

■業の果報 どの種の業であっても、それが善であろうが不善であろうが、業は皆、業力を残す。業力はひとたび熟するならば、必ず果報を生む。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー6)(私家版)

4個4種の業の総覧表(表K)=後日作成予定の、PDF版において添付の予定。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー5)(私家版)

4.無色界善業 同じく、無色界善業は、純粋に意門に属し、身門と語門がない。已に安止に到達した禅修行であるが、所縁の違いによって四種に分ける事ができる。。。 色界善業は、諸々の禅支の区別に基づいて、5種に分類する事ができる。。。 無色界善業は、…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー4)(私家版)

2.色界善業 色界善業は、完全に意門に属する。それはすでに安止のレベルの禅の修行に到達している。諸々の禅支の区別により、以下の5種がある。 (1)初禅:尋、伺、喜、楽、一境性の5個の禅支。。。 (2)第二禅:伺、喜、楽、一境性の4個の禅支。。…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー3)(私家版)

2.欲界善業 善身業と善語、善意業等10種ある。 (1)善身業:三種の不善身悪行から遠く離れる。(2)善語業:四種の不善語悪行から遠く離れる(妄語、両舌、悪口及び綺語から遠く離れる)。(3)善意業:無貪婪、無瞋恚及び正見。欲界善業は、又、1…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー2)(私家版)

1.不善業 身業、語業(口業)、意業が、ある。 (1)身業:殺生、偸盗、邪欲による楽行(邪淫)。通常は身門を通して発生する。(2)語業:妄語、両舌、悪口及び綺語(無駄話等)。通常は語門を通して発生する。(3)意業:貪婪、瞋恚及び邪見(因果を…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー1)(私家版)

■業の熟する時間による分類 これも又四種に分類することができる。1.現生受業。2.次生受業。3.無尽業。4.無効業。第四章にて説明済み。。。。 ■業の熟する場所による分類 同じく四種ある:1.不善業。2.欲界善業。3.色界善業。4.無色界善業。…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(57ー1)(私家版)

4.已作業 もし、上に述べた重業、臨終業、慣行業がないのであれば、「已作業」が熟する。「已作業」は、上に述べた三種の業以外の総ての業を言う。。。。。 この業は、次の一世の生まれ変わる場所を決定する。。。 牛の群れの例えを用いて、この四種の業に…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(56ー3)(私家版)

子供たちは父親が見た趣相を信じる事ができなかった。。。。 「本当ですか?どうして我々には見えないのでしょうか?」 というのも、これは Dhammika 個人のの業であるからである。。。 Dhammika は言う: 「お前たちは信じないのだね?よし、では、私に花輪…