Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

万物唯心造

万物唯心造=すべてのものは、あなたの心が造りだしたもの。。。           これ、昔から言われていますが、何を言っているのか、なかなか理解し難い(少なくとも私は、長い間、よく分からないでいました)。。。。。             これまで20年間、南伝仏教系の仏教書の翻訳を続け(主にパオ・セヤドーの著書)、また自身も、パオ・メソッドで修行をする様になって、最近、ようやく《万物唯心造》が分かる様になりました。。。          パオ・メソッド(私の場合は安般念)で修行していると、心眼が生じて、意門でもの(名と色=心・心所と物質)が観える様になります。。。。                その時、意門で観る風景は、肉眼で見ているものとは、異なります。。。        肉眼では《ものはそこにある、ある、ある》ですが、意門で観察すれば、ものは、刹那の内に、崩壊と再生を繰り返しています(これを、意門による対象物への直接知覚、と言います。)。。。。。           《そこにものがある、ある、ある》と思うのは、あなたがそう思いたいから、ただそれだけのこと……………               何だか、身も蓋もない話てすね。。。。。                    仏陀の教えは、身も蓋もないものが多いです…………笑