Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー13)(私家版)

然しながら、低劣な二因善業は、(ただ)無因の結生を生じるだけであり、また、生命の期間中においては、(ただ)無因の果報心を生じるだけである。。。。。。。        二因とは、智と不相応である事を言い、それは、合計4個あり、それぞれ、無因の結生心を生じる事ができるーー無因捨具善果報推度心、例えば、先天性の障害者、福の少ない土地神様、ある種の阿修羅の結生識等である。。。。。。               本来、二因とは智慧が欠けているものであり、それに加えて業をなす時の動機が不純であり、かつ、その後に後悔したりするのが原因で、低劣な二因となり、無因捨具善果報推度心が生じ、結果、先天性障害者の結生識となる。。。。。。。             生命の期間中において、それは8個の無因善果報心と、無因捨具善果報推度心、無因悦具善果報推度心を生じるが、この二つの推度心は、2個の彼所縁になる。。。。。。              12個の欲界不善心によって生じた結生識は、欲地四悪道における(結生を齎す)。その結生心は、無因捨具不善果報推度心である。生命の期間中において、ただ7個の無因不善果報心と1個の彼所縁のみ生じる(無因捨具不善果報推度心)。