南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー12)(私家版)

もし、ある人の結生心が殊勝なるニ因である時、その生命期間中において、彼はジャーナを証する事はできないし、道果を証する機会もない。。。。。。。             この事から以下の事柄が分かる:     業を造る時(=なす時)、動機は非常に重要である。生命の期間中において生じる12種の果報心は:8個の無因善果報心及び彼所縁となる4個の大果報心である。。。。                彼所縁となる4個の大果報心及び生命期間中の路心、例えば眼識、耳識……等は、業を造る心ではないため、とりたてて覚える必要はない。重要なのは結生心である。