南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー11)(私家版)

低劣な三因善業及び殊勝な二因善業は、二因を伴う結生を齎す事ができ、それは生命の期間中において、12種の果報心を生じる事ができる。ただし、三因を擁する果報心は除く。。。。。。。。             「業と果」の表(訳者注=当該ブログでは割愛)の中から、はっきりと見て取れるのは、低劣な善因を造り出した原因は、その人の布施への不純な動機である。。     布施した後に後悔したり、布施の品物が、不純な方法で手に入れたものであった、など等である。。。。                             低劣な三因善業は、4個の二因大果報心を生じ、それは結生心となる。故に、三因善業は、必ずしも三因果報を生じるとは限らない(事が分かる)。。。            もしも、低劣な三因善業である時、二因果報が生じる。もしも、殊勝なる三因善業であるならば、三因果報が生じる。