Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2022-01-12から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-141)(私家版)

四個の無色界唯作心 四つの無色界唯作心は、無色禅を擁する阿羅漢にのみ、生起する事ができる。 阿羅漢が、空無辺処無色禅に入ると、心流に、空無辺処唯作心が生じる。空無辺処善心ではない。 阿羅漢(の心流において)、もし、生起するのが空無辺処善心であ…

般若の独り言~虹君と散歩の後で

昨日は、雪と風で、大変に寒かったです。 今日は、晴れ間が見えます。 さっそく、虹君(注1)とお散歩して、今は、ストーブを焚いた、暖かい部屋でまったり。 虹君を抱っこして、へそ天のお腹をさすっていると、彼の、本能だけで生きている、天真爛漫さが羨…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(7-28)(私家版)

パーチェカ仏は、バーラーナシー王に、出家の楽の、ほんの一部分を開示しただけであったが、王は、即刻、真相を見てとり、王位を放棄して、剃髪得度して出家し、その上、ジャーナと殊勝智を証得し、死後、梵天界に生まれた。 まさに、常に言われる所の ”Pabb…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(7-27)(私家版)

”Aṭṭhamampi bhadramadhanassa、 anāgārassa bhikkhuno; Yaṃ yaṃ disaṃ pakkamati、 anapekkhova gacchatī.” ”八番目。 沙門は金庫を持たず、 その身に、金銭による、 汚染がない。 ただ、衣と鉢のみを持って、 遊行し、 心は、 以前の住居を、 懐かしがる…

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(7-26)(私家版)

”Sattamampi bhadramadhanassa、 anāgārassa bhikhuno; Corehi rakkhitaṃ maggaṃ、 ye caññe paripanthilā; Pattacīvaramādāya、 sotthiṃ gacchati subbato.” ”七番目。 待ち伏せしている強盗、 課税者と路覇(通行税を取る者)は、 みな、私に無関心であ…