般若の独り言~虹君と散歩の後で
昨日は、雪と風で、大変に寒かったです。
今日は、晴れ間が見えます。
さっそく、虹君(注1)とお散歩して、今は、ストーブを焚いた、暖かい部屋でまったり。
虹君を抱っこして、へそ天のお腹をさすっていると、彼の、本能だけで生きている、天真爛漫さが羨ましくなって、
「ワンちゃんは楽でいいなぁ」
「人間は衣食住の心配に、人間関係イロイロあって・・・」
と愚痴の一つも出ます。
2600年前の印度でも、人間がいやになって、犬の真似をする修行集団が、あったそうです。
私と同じ
「ワンちゃんは楽でいいなぁ」
と思ったのでしょうか(笑)。
それで、この集団の人々が、ゴータマ仏陀に
「我々の修行方法は正しいかどうか?」
聞いたそうです。
最初、仏陀は答えませんでした。
仏陀は、相手ががっかりする様な答えの場合、三回聞かれるまでは、返事をしないそうです。
三回聞かれたので、仏陀は答えました
「犬の真似をしていたら、来世は犬になる。
来世、畜生になるのは、非常によくない事だ」と。
人間というのは、生態系の頂点にいる様に思え、他者より優越している様でもあって、でも、タブーも多く、生きていくのも何かと面倒で(特に、病気と老いは辛いもの)、でもしかし、やっぱり、人間でいる間に、仏法を学び、修行するのが、一番、良いのかも知れません。
虹君も、来世は人間になって、修行してね!
《Sayalay’s Dhamma book》 見つけて、読んでね!
ブログに、君の事、書いておくから!
(注1)トイ・プードル、雄。元保護犬、二歳半。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>