私は、TVを持っておらず、当然、ドラマなどを、見る事はないけれど、ラジオは時々聞きます。
この一週間、ラジオは、クリスマス、クリスマスと、うるさいこと、うるさいこと。
私が子供時代を過ごした実家は神戸にありますが、その家の周辺に何軒かの西洋館がありました。
クリスマスになると、それら西洋館は、普段より尚一層、
ひっそりとし、25日当日は、讃美歌が聞こえてきました。
日本は、キリスト教を信じていない人も、クリスマス、クリスマス。
他国の、<ほのぼの習慣> を真似するのは、悪いとは思わないけれど、せめて、サンタクロースのプレゼントと、ケーキくらいにしておけばよいのに、いつの間にか、
「若者が恋人とどこかへ泊まる日」
になっている。
そして、<一人ボッチのクリスマスは悲しい> などと言って、煽る。
クリスチャンでもないのだから、クリスマスに一人って、別に、悲しくもなんともない。
こんなどんちゃん騒ぎ、十字架に磔になったキリストが喜ぶとは、思えない。(注1)
注1=ゴータマ仏陀のご生誕日は、我々テーラワーダの人間は、瞑想に打ち込む日です。仏陀の教え通り、一人で立つ練習、夢から覚める訓練をする日なのです。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>