Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー9)(私家版)(225/360)

殊勝なる三因善業は、三因を伴う結生を齎す。そして、生命の期間中において、16種の果報心を生ずる。。。。          表を参照して説明する(訳者注=当該のブログでは、表は作成出来ない)。。。            「業と果の総覧表」の左側は「業」で、善業と悪業があることがわかる。。。。           真ん中の欄は、「結生心」、右側の欄は「生命期間中に生起する路心」、路心とは心路の事である。。。            最下部は、「殊勝三因」で、……………    1.悦具智相応無行一心。         2.悦具智相応有行一心。         3.捨具智相応無行一心。         4.捨具智相応有行一心、である。。。   この4個は、殊勝なる三因である。      というのも、この種の人物が行う布施は、清浄なもので、他人を貶めることなく、自賛せず、良い動機から始まり、私利私欲で布施をすることはない、等などであるが故に。。。                  この種の、殊勝なる三因善業が、結生識の果報を生じる時、4個の三因大果報が生じるが、それは皆、智慧相応である。。。    その内の一個がその人の結生識、有分識、死亡識になる。