南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(65ー5)(私家版)

8個の善果報無因心の中の「推度と悦具行」は、推度(推定)と彼所縁の役割のみ、果たす。結生、有分と死亡の3種の作用は執行しない。。。。。。。。            8個の善果報無因心の中の「推度と捨具行」は、目、耳などに障害のある人、または低級の天神の結生識、有分識と死亡識となる。彼らは生まれつきの障害者であり、後天的のものではない。ある者は先天的に知能に問題があるが、この人の結生識も、また「推度と捨具行」である。障害は不善業の果報てはあるが、人間に生まれた事の業は善である。ただ、この善が比較的弱いのてある。。。。           一粒の心は、異なる作用を執行する。「推度と捨具行」又は「推度と悦具行」は、5門瞋恚路過程の中において、推定の作用を執行する。ただし、結生と有分の段階においては、推定の作用を執行ですしない。というのも、心は同じ一刻においては、一つの作用しか執行する事が出来ないが故に。