南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(47-11/12)(私家版)

“Ekaīsatividhāya anesanāya jīvikam  kappento anipajavutti nāma hoti, na paññāya thatvā jīvikam kappeti, tato kālakiriyam katvā sama nyakkho nāma hutvā tassa sanghātipi ādittā hoti sampajjalitā.“             “ 比丘がただ少しばかりの小戒を違反し、かつ懺悔せず、尚、破戒したまま(寺に)住み続けるならば、この人は、死後、沙門鬼(鬼=餓鬼、幽霊等)に生まれ変わる。熱で焼けた熱い袈裟を着て、熱く焼けた鉢を捧げて。“《相応部・因縁品・ラッカナ相応》(注3)の中においても、カッサバ仏陀の教法の期間に、ある種の比丘、比丘尼、サーマネラ、サーマネリたちは、悪行が原因で、悲惨なヤッカ(夜叉)に生まれたとある。燃焼する鉢と袈裟の苦しみを、号泣しながら忍んでいた。この事は、霊鷲山を歩いていたラッカナ尊者に見られた。事実、その通りであって、比丘の非法な行いは、極めて危険なものなのである。。。。。。。。        (注2)=《中部・カンダカ経》義注。               (注3)=Lakkhanasamyuttam.             

(注4)=霊鷲山:Gijjhkūtaーpabbata.