【袈裟の染色と作製】 仏陀ご在世の時、比丘たちは、牛糞と紅泥の混合物でもって衣を染めていた。この様な方法で染めた袈裟は、退色しやすい。。 仏陀はこれを知った後に、以下の様に戒を制定した: ”Anujānāmi, bhikkhsve, cha rajanāni-mūlarajanam, khandharajanam, tacarajanam, pattarajanam, puppharajanam, phalarajananti.” ……………… 世尊は、比丘は、六種の原料を使用して衣を染める事ができる、と規定した。。。。。 木の根、木の幹、樹皮、木の葉、花と果実である。しかし、想定外の原料を混合する事でもって、如法の色彩が得られるのであれば、それも可である。。。。。。。。 木の根等の原料から、適切な色彩を得られないのであれば、用いなくても問題はない。。。。。。。。。。。 《律蔵》義注では以下の様にいう: ”Haliddim thapetvā sabbam mūlarajanam vattati.” ……………………… 姜黄根(ウコンの根)以外の、全ての木の根は、使用する事ができる。 ☆願常遇智者 直至証涅槃。