<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
11.
問:比丘尊者に供養する時、どの様な布・衣料が、適していますか?
答:仏陀は以下の6種類の布で袈裟を作る事を許可した。
1、「khoma」(麻布)
2、「kappāsika」(綿布)
3、「koseyya」(絹布)
4、「kambala」(毛織物)
5、「sāṇa」(粗雑な麻布)
6、「bhaṅga」(混麻布)
上に述べた6種類の布以外に、これらの素材の混じった布であれば、比丘の供養に適する。
12.
問:
比丘に袈裟を供養する適切な時というのはありますか?
答:基本的に、あなた方の経済が許せば、どのような時においても、袈裟を布施する事はできる。
一般的な比丘で言えば、我々はどのような時においても、袈裟を受け取ることができる。
三衣以外の袈裟は、その他の比丘と共用する(浄施)事も出来るし、雑用に使う布(parikkhāracoḷaṃ)とする事もできる;
頭陀行を実践している比丘については、通常、彼らは雨安居が終了して、「kaṭhina」衣を布施する、その一か月に、または「施衣時」という五か月間の内に、信徒からの袈裟を受け取ることができる。
ただ、少数ながら、三衣と幾つかの小さな小布しか持たない比丘もいて、彼らが余分の袈裟を手に入れた時は、サンガまたはその他の長老に布施する様である。
(6-8につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>