南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」6-8

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(原文P161~179は、拙訳「『偽比丘』の見分け方」と内容が重複する為に、省略)

41~44

問:南伝の比丘はアパートに住むことはできますか?

答:比丘は女性と同宿(同一の屋根を使う、同一の出入り口を使う建築物において、同一の時間に横になる事)できない。比丘と女性の同宿とは、日没後から黎明までの時間、比丘と女性が同一の時間に横になれば、犯戒になる事を言う。

また、比丘は、具足戒を受けていない者と三日間同宿できない。故に、比丘がアパートに住むのは、適切ではない。

比丘の住居は、町から離れていて、托鉢に便利な場所がよい。上に述べた関係から、出入口を女性と一緒に使う事のない様な建築物が望ましい。

故に、独立した建物か、女性と雑居することのないベントが良い。

もし、比丘が己自身から建材を請求して建屋を建てるならば、その寸法には制限がある;もし、施主が建てるのであれば、寸法に規定はない。

比丘が住まいを建てる時は、サンガコンマ(会議)が比丘を派遣して、建築場所の点検をする為、施主が建てようとする時は、先に供養をしようとする比丘と相談し、その後に(+施主が建てて)建物を布施するのがよい。

45.

問:

南伝の比丘は家具を使う事はできますか?

答:

比丘は家具を使うことはできる。比丘にベッドや椅子を布施する時、律制に合致しているかどうか気を付けて、合致していれば、比丘は使用することができる。

ベッドと椅子は余りに華美であってはならないし、その足の高さは、仏陀の八っつの指の広さを超えてはならない。ベッド、マット、蒲団には綿を詰めてはならない、など等(+に気を付ける事)。

(6-9につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>