Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-08-24から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(40ー7)(私家版)

迦葉仏の時代、Jambuka は比丘であり、ある一人の居士の供養を受けていた。ある日、一人の阿羅漢比丘がやって来た。居士は阿羅漢比丘の荘厳さを見て、彼に沢山の美味しい食べ物と新しい袈裟を布施し、また、理髪師を呼んで頭を剃ってあげ、ベットも一台贈っ…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(40ー6)(私家版)

仏陀はお寺から歩み出て、本人を見て、たちまち言った:「貴方は、四方八方、自分は物を食べないと喧伝しているが、実際には、夜中にこっそり糞便を食べている!」Jambukaは思う:「あらら!これはまずい事になった。全てバレてしまっている。」そして、仏陀…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(40ー5)(私家版)

仏陀は毎日早朝に、神通でもって、どこかの衆生が、因・縁が熟して、波羅蜜も具足していて、阿羅漢になれそうかと観察して、そうであれば、その人を度す為に出かけた。。。。 その日仏陀は、Jambukaの因・縁がすでに熟した事を観察したので、彼の住処のある…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(40ー4)(私家版)

彼が服を着ない事、一日に少しばかりの糖蜜しか食べない事から、非常に多くの人々が、彼を敬服した。。。。。。。。 しかし、彼が夜中に糞便を食べていることは、誰も知らなかったのである。。。。。 こういう事から、人を(評価するとき)、表面だけを見て…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(40ー3)(私家版)

外道は、椰子で出来た櫛でもって、彼の髪の毛を一本一本抜いた。Jambukaは、一日中食事をしないでも平気であったが、夜中にこっそり、糞便を食べていた。ある時、その行為を外道の人に、見られてしまった。外道は、彼を自分たちの組織に置いておくと、彼らの…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(40ー2)(私家版)

《法句経》に、以下の例がある。Jambukaは、裕福な家庭に生まれたが、彼が幼児であった時、ご飯も食べず、ミルクも飲まず、糞便を食べたがった。服を着せると、彼はことごどくそれを破いてしまうので、いつも裸のままであった。彼はベットで眠らず、床の上で…