Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(28-4/5)(私家版)

仏陀は、全体が青色又は黄色等の色彩の袈裟を着用する事を禁止した。その意図は、袈裟は、混合された色彩で染めるべきであるという。。。。。。。。。。。。。。              ガジュマルの木の皮を煮て作られた染料は、如法の染料として、袈裟を染め、作製する事ができる。            赤色、黄色、黒色の混合色は “kasata“ (汚れて汚い)という。もし、白い袈裟を着用したならば、非常に速く汚れてしまい、頻繁に洗濯したり、又、頻繁に新しい袈裟を作製しなければならず、面倒が増える。。                   混合された染料であれば、この類の面倒は避けられる。。。。          混合染料の、2つ目によい点は、ひとたび染めたならば、色彩は非常に長期に保たれるし、又、頻繁に染め直す必要もない。。。                三番目によい点は、混合染料によって染められた袈裟を着る時は、貪欲や傲慢は発生しない。この袈裟は美しい、という発想は出てこない。。。              この色彩は、遠くから見ても、確認差れ難い。故に、着衣者に危険が生起する可能性は少ない。これも又混合色の長所である。蚊は、この色が嫌いである。故に、着用者は、蚊に刺される事が少ない。上に述べた諸々の長所から、混合の染料(で染めた衣は)比丘の使用に、十分に適合する。