Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(25-5)(私家版)

弟子が仏陀に問うた “もしサーマネラが、‘‘処罰相当事‘ の前5条(例えば比丘の所得なく等)に違反したならば、その破戒者にどの様な処罰を与えますか?“ …………………           仏陀は、“Anujānāmi,  bhikkhave, āvarana katunti“ 即ち遮を以て懲戒となす、と規定した。。。                      “遮“とは、破戒者に対して、導師又は戒師の住まいに行く事を禁止するものであり、又、己の元の住居に戻る事も禁止するものである。。。。。。。。。             《律蔵》では、懲罰の時間の長短に触れていない。《律蔵》義注では、適切な懲罰とは、水くみ、柴刈り、砂運び等であると言う。。。。                サーマネラが間違いを認め、処罰を受け入れ、且つ〈処罰完了〉を宣告した時点で、懲罰期間は終了するものとする。。