南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(52ー3)(私家版)

結生識が生起し、かつ滅した後、心の過程に基づき、次に16個の有分心が生起する。。。                 16個の有分心も又、赤い色を所縁とする。と言うのも、結生識と有分識は、同一の果報心であるが故に。。。           結生識が生起するその刹那、令生業も又同時に30種の色法(性根10法聚、身10法聚、心10法聚)を生じる。結生識(が生起する)その一瞬、令生業も又果報心識、結生識、有分識、果報心と業生色(即ち、30種の色法)を生じる。。。      生命の期間中、徐々に5根が生起し、相応する5根識、例えば眼識、耳識、鼻識……など等もまた、その後に引き続いて生起する。。。                  故に、生命の期間中、令生業も又、その他の果報心と業生色を生じせしめるのである。