Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(59ー16)(私家版)

31界の図表(訳者注=当ブログでは割愛)の中には第5禅が表記されていない。第五禅を育成した修行者は、第四禅天に生まれ変わる。。。。。。。。。                    第四禅天の(層の)分け方の原則は、前の三種の禅天とは異なる。。。         前の三種の禅天では、一層毎に3個の界があった。。。。。。。。                   もし、第五禅を通常通りに証すること事が出来たならば、凡夫であろうと、ソータパナ、サターガミであろとも、またその禅が低いレベル、中等のレベル、高度なレベルのものであっても、臨終の時に第五禅を維持することができたならば、皆、広果天(第四禅の第一層)に生まれ変わる事ができる。。。                 しかしながら、ある種の凡夫の内、心と想が厄難の元であるとの考えから、第五禅を育成するにあって、その心が、「想」に対して強烈な嫌悪・厭離の気持ちを持つ者がいる。。。                 第五禅の心による、「想」を止息したいという願望を受けて、彼らは死後、無想有情天に生まれ変わる事がある。。。        その一生の間、彼らは純粋にただ、生命を有する色身(バナナの幹の様に)、即ち命根9法聚のみによって構成されているのである(心法がなく、色法のみがある)。