南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(48ー3)(私家版)

仏陀は、菩薩道を修する時、浄居天と阿鼻地獄以外、その他の界は全て、出生した事がある。もし、菩薩が浄居天に行ったならば、必ずそこで般涅槃しなければならない為、人間界で仏陀になる事が出来なくなる。浄居天には凡夫はおらず、ソータパナもサターガーミもいない。サターガーミとは、欲界にもう一度だけ来る所の存在である。。。。                  無想有情天は第四禅に属する。ここの衆生は色法しかなく、心法はない。。。。     彼らは、未だこの界に来る前、心は諸々の煩悩が生じる原因である、心がなければ、心的反応もなくなると考え、心のない、色法だけの所に生まれたいと希望する傾向がある。これが無想有情天である。