Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2023-10-18から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー4)(私家版)

2.色界善業 色界善業は、完全に意門に属する。それはすでに安止のレベルの禅の修行に到達している。諸々の禅支の区別により、以下の5種がある。 (1)初禅:尋、伺、喜、楽、一境性の5個の禅支。。。 (2)第二禅:伺、喜、楽、一境性の4個の禅支。。…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー3)(私家版)

2.欲界善業 善身業と善語、善意業等10種ある。 (1)善身業:三種の不善身悪行から遠く離れる。(2)善語業:四種の不善語悪行から遠く離れる(妄語、両舌、悪口及び綺語から遠く離れる)。(3)善意業:無貪婪、無瞋恚及び正見。欲界善業は、又、1…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー2)(私家版)

1.不善業 身業、語業(口業)、意業が、ある。 (1)身業:殺生、偸盗、邪欲による楽行(邪淫)。通常は身門を通して発生する。(2)語業:妄語、両舌、悪口及び綺語(無駄話等)。通常は語門を通して発生する。(3)意業:貪婪、瞋恚及び邪見(因果を…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(58ー1)(私家版)

■業の熟する時間による分類 これも又四種に分類することができる。1.現生受業。2.次生受業。3.無尽業。4.無効業。第四章にて説明済み。。。。 ■業の熟する場所による分類 同じく四種ある:1.不善業。2.欲界善業。3.色界善業。4.無色界善業。…

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(57ー1)(私家版)

4.已作業 もし、上に述べた重業、臨終業、慣行業がないのであれば、「已作業」が熟する。「已作業」は、上に述べた三種の業以外の総ての業を言う。。。。。 この業は、次の一世の生まれ変わる場所を決定する。。。 牛の群れの例えを用いて、この四種の業に…