南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)5-7

パーリ蔵経の中で、非常に重要な経文、名を《大念処経》というのがあるが、この経文の中で、仏陀は、以下のように指導している:

”比丘たちよ。

比丘は歩いている時、「私は歩いている」と知る。

立っている時、「私は立っている」と知る。

座っている時、「私は座っている」と知る。

横になっている時、「私は横になっている」と知る。

身体がどのような状態にあろうとも、彼はただ、如実に知る・・・。

次に、比丘たちよ。

比丘は、前に進むときも、戻るときも、正知を保ち、前を見る時、横を見る時、正知を保ち、(手・足)を曲げるとき、伸ばすとき、正知を保つ。

衣を着る時、衣を持つとき、正知を保ち、食べるとき、飲むとき、噛むとき、味わうとき、正知を保ち、大・小便のとき、正知を保ち、歩くとき、立ち止まるとき、座るとき、眠るとき、目が覚めるとき、話をするとき、沈黙するとき、正知を保つ(+べきである)。”

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-8につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>