「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)5-7
パーリ蔵経の中で、非常に重要な経文、名を《大念処経》というのがあるが、この経文の中で、仏陀は、以下のように指導している:
”比丘たちよ。
比丘は歩いている時、「私は歩いている」と知る。
立っている時、「私は立っている」と知る。
座っている時、「私は座っている」と知る。
横になっている時、「私は横になっている」と知る。
身体がどのような状態にあろうとも、彼はただ、如実に知る・・・。
次に、比丘たちよ。
比丘は、前に進むときも、戻るときも、正知を保ち、前を見る時、横を見る時、正知を保ち、(手・足)を曲げるとき、伸ばすとき、正知を保つ。
衣を着る時、衣を持つとき、正知を保ち、食べるとき、飲むとき、噛むとき、味わうとき、正知を保ち、大・小便のとき、正知を保ち、歩くとき、立ち止まるとき、座るとき、眠るとき、目が覚めるとき、話をするとき、沈黙するとき、正知を保つ(+べきである)。”
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-8につづく)
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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>