Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2017-09-13から1日間の記事一覧

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)3-17

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> その時一日中、彼女の心内の奥深い所で、揺るぎがたい願望が生まれた:今日こそ、アチャン・マンの教えを守って、全身全霊で ”仏陀” に集中する日にしたい、という願望が。 夕食を終えた達白は、簡単な片づけをし…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)5-91

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> この五種類の喜が生じて、かつ熟する時、二種類の軽安が円満成就するが、それはすなわち、身軽安と心軽安である。 軽安が生じて、かつ熟する時、それは二種類の楽を円満するが、それはすなわち、身楽と心楽である…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)3-16

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 最初、達白は、アチャン・マンの優しいけれど、威厳のある様子に接して、少々怖いと思った。 アチャン・マンが早朝、村に托鉢に来るとき、達白は食べ物を鉢に布施したが、この時、アチャン・マンは度々立ち止まっ…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)3-15

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 達頌がアチャン・サオを送り出した頃、アチャン・マンの伝奇と業績は、ちょうど人に知られつつあり、彼の名声は、人々の噂となって、タイ東北部にも、伝わって来ていた。 アチャン・マンは、真正の行脚僧で、その…