Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2021-12-15から1日間の記事一覧

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-96)(私家版)

推度と悦具行が取る所縁は、きわめて喜ばしい所縁である; 推度と捨具行が取る所縁は、喜ばしい所縁である。 「きわめて喜ばしい」とは、非常に喜ばしいという意味であって、例えば、仏陀に会う等、この所縁は非常に喜ばしいので、生起するのは、悦具推度心…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-95)(私家版)

2、善果報心(8) 8大欲界善心は、8大有因果報心を引き起こす事ができるだけでなく、また、8大無因善果報心を引き起こす事ができる。 それぞれ: 1、眼識と捨具行 2、耳識と捨具行 3、鼻識と捨具行 4、舌識と捨具行 5、身識と楽具行 6、領受と捨具行 7、推度…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-94)(私家版)

7、推度と捨具行: 心は、生滅法である。 領受心が生起して、滅し去った後、また、別の心が生起するが、それを推度という。 推度は、真っ先に、推定と断定をする; これは色所縁である!と。 七個の不善果報心は、みな、喜ばしくない所縁を取る。 心は、必ず…

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-93)(私家版)

6、領受と捨具行;色塵が眼根を衝撃する時、一個の識、その名を五門転向というものを生起させる。 五門転向心は、色所縁に向けて転向するが、それはちょうど、これは何であるか、とみている状態であると言える。 心は、生・滅、生・滅するものである故に、五…