Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵雑談~2>通名は~

昨日のブログで、この世で、差別意識のない人はいない、と書きました。

早速、本日・・・(苦笑)。

我が家に隣接する土地が売れたらしい。全体としては結構広くて、県道に面した一番いい部分のみ、四角く切り取って売れたらしく、売れ残った変形部分とそれに続くあぜ道と、あぜ道から我が家の庭に続く境界線の確認をして欲しいと、町の不動産屋の社長が測量士を連れてやってきました。

売れ残った部分の境界の事で、今後、我が家とトラブルになったりしたらいけないので、不動産屋の社長に私の名刺を渡しました。

彼曰く「え~~と、〇〇さんは外国の方??」「で通名は??」

私「通名なんてありませんよ」。

彼にはこれがヘイトスピーチだという事が分からない。

日本が戦前、朝鮮半島と台湾を植民地にした時、植民地出身者は第三国人といって差別され、虐められたから、彼らは出自を隠すため通名(日本名)を名乗り、政府もそれを奨励しました。

幸い私は中華学校で学び、本名で堂々と生きていくよう先生方に教えられました。本名を名乗ろうが、通名を名乗ろうが、(40年前)日本の会社に就職できない事は同じだったから、通名を名乗るだけ損だったのに(プライド、アイディンティティがズタズタになる)、朝鮮半島の人は通名を名乗る事が多かった(朝鮮半島と台湾では支配の仕組みが異なり、台湾の人で通名を持っている人は少ない)。

今、ネットではネトウヨといわれる人たちが何かと言うと「あいつチョンだ」と書き込みをしている。小保方氏もチョン、川崎事件の主犯もチョン(日本国籍だと分かると<帰化人だ>)。日本の多くの文化は、朝鮮半島経由で、中国からきたものだし、DNAを調べれば、人間の出自は皆同じ、ということを習っていないのだろうか、この人たちは。

追記:私が差別意識を持っていないなんて事は言いません。私は黒人が訳もなく怖かったことがあるし、彼らを見下していた時期がありましたね、ブラック・イズ・ビューティフルという、黒人解放運動のスローガンを聞くまでは。