明日、友人が是誰庵に泊まりに来るので、少し気合を入れて、いくつか、お料理を作りました。
釘煮。
きびなご(こうなご)を同量の醤油と砂糖で煮たもの。兵庫県の名物料理、らしいです。私は神戸生まれですが、子供の時、食べたことなかったです。
台所担当の祖母(台湾人)は、きびなごは、多めの油で炒めてましたね。中国人、台湾人は、魚は炙ったり、甘辛しょうゆで煮たりは、あまりしないですね。魚は、油で両面ソティーにするか、蒸すのが多いです。
蕗味噌。
裏の空き地にフキノトウがワンサカ、顔を出しています。
昨日、隣のおじさんがバケツ一杯採っていて、私を見かけると、ちょっとばつの悪そうな顔していました。
他人の空き地(地主は都会にいて戻ってこない)とはいえ、独り占めしたみたいで、ちょっと良心が咎めたのでしょうか。
私はその二、三日前に、丼一杯分くらい摘みましたから、もう十分です。女性で一人暮らし、それほど食べられるものではありませんものね(次は、まだ細い蕗を煮て、キャラブキにするのが楽しみです)。
酢味噌。
これは、我が家の庭に一杯生えている、野カンゾウの若芽を和えるためのもの。酢味噌和えなんて、めったに作らないので、分量と作り方は、インターネットのレシピを見ながら(分量さえ分かれば簡単です)。ついでに、こんにゃくも茹でれば、味噌田楽ですね。
もうすぐヨモギも生えてきます。
今年は草団子を作ってみようかな。餅つき機ともち米はそろっているので、草餅ですね。
大昔、実家には、お菓子用の木型があって、春になると、祖母が亀の形をした草餅を作ってくれました。
掌くらいの、草色の、亀の形のお餅を割ると、亀のお腹にあんこが入っていて、ヨモギの香と甘いあんこ、美味しかったなぁ(底に敷いたのは、竹の皮で、これがまた、ほのかに香るのですよね。)
日本語ができない祖母が、どうやって材料をそろえて作っていたのか、末っ子でお祖母ちゃん子だった私は三文安、トント覚えていないです。
祖母と山に入って、ヨモギを摘んだのが、今となっては、よい思い出です。
Y盆地は、これから桜と菜の花の競演になります。
楽しみですね。