予備定を強化する過程において、修行者は、以下のようないくつかの段階を、経験する:
(一)修行者の心が落ち着いてきて、過去と未来の一切の心配事を手放し、純粋に、ただリラックスしている時、彼の心はゆっくりと、ますます静かになり、ますます、<今ここ>の刹那を、覚知することができるようになる。
彼の心が、いまだ、時として雑念が生じるとしても、彼が一たび、雑念を察知するやいなや、ただそっと、心を、定の修習の目標、たとえば、呼吸に、引き戻すだけでよい。
徐々にではあるが、この種の、<今ここ>を覚知する時間は、段々長くなる。
この段階を「<今ここ>を覚知する段階」と言う。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-35につづく)
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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>