Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

☆「掌中の葉」(翻訳文)1-34

予備定を強化する過程において、修行者は、以下のようないくつかの段階を、経験する:

(一)修行者の心が落ち着いてきて、過去と未来の一切の心配事を手放し、純粋に、ただリラックスしている時、彼の心はゆっくりと、ますます静かになり、ますます、<今ここ>の刹那を、覚知することができるようになる。

彼の心が、いまだ、時として雑念が生じるとしても、彼が一たび、雑念を察知するやいなや、ただそっと、心を、定の修習の目標、たとえば、呼吸に、引き戻すだけでよい。

徐々にではあるが、この種の、<今ここ>を覚知する時間は、段々長くなる。

この段階を「<今ここ>を覚知する段階」と言う。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-35につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>