当ブログに掲載しました<湯布院法話会中止>の告示を読まれた法友の方から
「一年間のご準備、御苦労さまでした」
という、ねぎらいの言葉を頂戴いたしました。
この一年間、私が一人東奔西走して、湯布院での法話会を準備したものですが(東京は釈法広比丘尼担当)、日本における<COVID-19(武漢肺炎)>の蔓延により、この度は、非常に残念な結果になりました。
ゴータマ仏陀の遺教:
「無常が故に急ぎ精進せよ!」
この呼びかけは、今回の<COVID-19>の悲惨な経緯を見ても、その先見の明は、明らかです。
これまで、世界の工場であった中国が、李文亮医師の警告をデマ扱いしたその日から、国民と経済に壊滅的な危機を齎すに至り、その余波を受けた日本もまた、苦難の道が待っているかの様に思います。
無常である・・・これは
《世界が一瞬にして変化してしまう、その時、己の命もまた維持しがたい》
という事と同時にまた
《色(身体、物質、素粒子)と心・心所は、有為なる事象であり、刹那生滅するものであり、儚いものであり、依存してはならないものであり、その事に覚醒する為に、精進せよ!》
と、ゴータマ仏陀はおっしゃったと、私は理解しています。
「無常が故に急ぎ精進せよ!」
今ほど、ゴータマ仏陀の遺教が胸を突く時はありません。