南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(40-2-3)(私家版)

以下は、戒師又は老師が履行しなければならない義務である:戒師又は導師は、弟子又は学生に法と律を教え導き、その内包する意味を解説しなければならない。。。  学生が間違いを犯した時、老師は教誡し、又、警告する責任がある。。。     もし、弟子が衣や鉢等の資具を持っておらず、老師は持っているならば、老師は弟子に、衣と鉢を与えなければならない。。。    もし、その時点で、老師も持っていないならば、老師が手に入れるまで待ってから、与える。学生が、仏陀の教法と出家の生活に不満を感じた時、学生の誤解を解くために、老師はこれを宥め慰めるか、又は誰かに宥め慰めて貰う様にする。。。     学生が何らかの事柄に疑問を感じた時、老師はこれを明確に説明しなければならない。。。。。。。              もし、学生が邪見を起こしたならば、老師は諭して、阻止しなければならない。。。。                 老師は、学生に仏法を教える以外に、彼に裁縫、縫い物、袈裟の洗濯と染色を教えなければならない。。。          もし、学生が病気になったならば、老師は学生を看病し、学生の必要とする事柄に心を尽くさなければならない。(学生が病気の時)老師又は戒師は、歯ブラシを揃えたり、洗面用の水を準備したり、あらゆる手助けをする義務がある。