【原住者の義務】 原住者の義務とは、原住の僧侶が客僧を接待する時に履行しなければならない義務をいう。当該の義務は、客僧を接待する為に制定されている為に、又は “訪問客への義務“とも言う。。。。。原住者が上座の客僧を接待する時は、座席から立ち上がり、出迎え、衣や鉢を受け取り、適切に保管する。客僧の為に座席を準備し、足を洗う水、口をすすぐ水を用意する。上座の客僧に礼拝する。扇で風を送る。夜分薬があるならば、それを届ける。夜分薬がないならば、少なくとも飲み水を提供する。坐臥処を分け与える時は、これまでに人が住んていたか住んでいないかを知らせる。厠の位置、小便器の位置を教える。乞食を行う処、非乞食の処を教えなければならない。客僧が下座である場合、原住者は礼拝を受ける。客僧には、座ったまま、衣や鉢の保管場所、水のある場所を教えても構わない。原住者は別の用事の最中であっても、それをひとまず置いて、客僧に必要な手配をするぺきである。。