Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(39-3)(私家版)

乞食が終わると、弟子は先に住居に戻り、座席を準備し、足を洗う水を用意し、袈裟の着替えの準備、スリッパの交換等をしておき、その後に戒師を出迎え、彼から衣や鉢を受け取る。戒師が坐ったなら、弟子は鉢食と水を届ける。もし、時間に余裕があるならば、弟子は戒師の必要に応じて世話をする。戒師の食事の終わるのを待って、水を届け、鉢を洗い、鉢やその他の容器を然るべき場所に収める。その後に、己の鉢食をする。もし、もうすぐ昼になりそうであれば、戒師に水を差し上げた後、弟子は先に己の食事を済まして後、戒師の希望を満たす事。戒師の袈裟は適切に畳み、しっかり保管する。もし、袈裟が汗で汚れているならば、よく乾かして後、畳む。戒師が毎回外出し戻る度に、弟子は出迎えに行き、鉢と衣を受け取り、戒師の為に水、又は夜分薬を用意する。