Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

★『教海覚舟』〈教えの海悟りの舟〉(39-1/2)(私家版)

【戒師に対する義務】………………………………………………………………   戒師とは、弟子の軽微な、又は重要な過失を発見し、かつ指摘し、又、訓告・指導するものである。。。。。。。         弟子 (saddhivihārika/共住者) は、以下の様に念称する。………………………………………………………………………………                   ” Upajjhāyo me, bhante, hohi ”                   ”尊者、私の戒師となって下さい。”     依止はこれで即、成立する。。       弟子は終生、戒師に服務しなければならない。戒師の教えと指導を受け入れる人を弟子とする。。。。。。。。           弟子は朝早くに起き、戒師の希望に合わせて、彼の為に歯ブラシや洗面用の水を用意する。毎日、戒師の住まい、周辺、厠を清掃する。例えば(手元に)粥か米飯が、あるならば、戒師に供養しなければならない。戒師が食事を済ませた後、弟子は鉢を洗い、かつ適切に保管し、食堂を清掃する。もし、戒師が村に行って托鉢したいと思うならば、弟子は彼に鉢と袈裟を渡す。もし、戒師が二人で行きたいと望むならば、弟子は袈裟を着用して、鉢を持ち、師の後ろに付き従う。