★『教海覚舟』<教えの海悟りの舟>(27-2)(私家版)
袈裟の寸法 すべての上衣の寸法は、仏陀の袈裟の寸法を超えてはならない。仏陀の袈裟の寸法は、善至張手<注1>の九つの手の幅で、長さは善至張手の六つの手の幅を超えてはならない。善至張手の長さは、建築師の肘の長さの一個半(27インチ)に相当する。仏陀の袈裟の大きさは、13.5肘長さである。現代の僧人は、仏陀の袈裟と同じ大きさの上衣でなくともよいが、しかし、上衣が極端に小さい時、“善く着用する(覆う)“ (panmandala supaticchanna)の戒条に合わなくなる。しかし、大き過ぎるのも不適合である。故に、一人一人の寸法に合わせて測った後、衣を(仕立てるのが)よい。下衣の寸法は、5肘の長さ、2.5肘長さの幅が、適切である。単衣と双層衣の寸法は、5.5肘長さ、4.5肘長さの幅とする。。。 ☆Sattam Samagamo hotu, Yāva nibbāna pattiyā:願常遇智者 直至証涅槃。