【遠行者の義務】 遠行者の義務とは、客僧が(寺院等に)訪問した後、坐臥処等から離れる時に順守しなければならない義務の事である。。。 客僧は、訪問の後、坐臥処から離れる事になるが、坐臥処を損壊したり、器具を損壊したりしない為に、心ここにあらずの状態、であってはならない。。。。 そこを離れる前に、ゴミや廃棄物を処分する事。。。 坐臥処にある全ての坐臥具は、損壊を避ける為に、適切に保管する事。窓、扉を適切に閉める。(鍵を)比丘に渡す。比丘がいない時は、サーマネラに渡す。もしサーマネラがいないならば、護持浄人(カピヤ)に渡す。比丘も、サーマネラも、護持浄人もいない時は、客僧は、全ての窓とドアを閉め、全ての坐臥具を適切に保管して後に立ち去る事。。。。。 もし、住居に雨漏りがあるならぱ、能力に応じてこれを防ぐ。もし、能力がないならば、坐臥具は雨の漏らない場所に保管する。。。。 もし、住居がどこも雨漏りするならば、坐臥具は村落の適切な場所に移動させて保管するか、又は、坐臥具を露天に置く。この場合、シロアリ等の被害から守る為に、厳重にそれを包み、覆う事。。。。。