Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2016-09-14から1日間の記事一覧

「修心与神通」(翻訳文)~13-1

14、弥勒菩薩は定でない境地をどのような12種類に分けたのか? 弥勒菩薩は非常に慈悲があり、《瑜伽師地論・巻13本地分》の中で、定でない範囲を非常に分かり易く説明している。 これによって、後学の者は、ことごとく、定に入らないという事はなく、かつ、…

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~181-4

《清浄道論》に基づくこれらの教えは、なんらのジャーナも具備しないまま、直接観禅の修行をしたい人は、先に簡略法または詳細法、または簡略法と詳細法の二つともを採用して、四大を識別しなければならない、という。 すでに、ある種のジャーナを証悟した人…

「修心与神通」(翻訳文)-12

11、出定とは何か? いわゆる「出定する」とは、どのような原因で、我々は定に入ることができないのか?という問題を意味している。 我々が、定に住む(=定に留まる)状況の中で、まったくどのような分別・思想も生起しないのならば、非常に快適で、軽やか…

パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~181-3

次に、彼は、五門の心路過程を観照する前、必ず、先に色業処を修行しておかねばならない。色業処を修行するより以前、彼は、五門心路過程を観照することができない。というのも、彼は眼識、耳識等が依存する所の、眼浄色、耳浄色などを照見することができな…