Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2019-06-13から1日間の記事一覧

般若の独り言~とりあえず畑

「顕正法蔵」の翻訳を、一週間程、お休みします。 ゴチャゴチャしている精舎の庭を、少し片付けようかな・・・と。 庭の端に、引き抜いた雑草を、そのままそこへ積み上げてしまった区画があり、そこの雑草~枯れて土に戻りつつある~を、きちんと雑草置き場…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-130

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 8.11.3 一支を捨離する:二支の具備 ここにおいて、捨離の一支は、「悦」(somanasa)、すなわち、心の楽受を捨離する事であるのを理解しなければならない。 実際、同一の一個のジャーナ心路過程の前の速行にお…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-129

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 8.11.2 もう一つの問題 ここにおいて、以下の様な質問が出るかも知れない: 「もし、これらの受が、近行定において捨離されるならば、なぜに、ここにおいて言及されるのか?」 この様にするのは、それらの理解が…

般若の独り言~無価

<無価>・・・これは<ムカ>と読むのでしょうが、 <価値が無い><無価値>という意味では、ないです。 世の中の物・事には、値段のつけられらない程貴重なものがある=<無価格>という意味です。 この世で最も<無価>なものは何か? 仏法だと、私は思…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-128

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 当該の処において、この様に言うのは、(+その場所において)強化される事によって息滅されるからである。 というのも、初禅の発生は、それらが強化されて息滅するのであって、それらの、単なる息滅、ではない。…