Sayalay's Dhamma book

テーラワーダ系仏教書の翻訳は2019年夏を持ちまして終了致しました。これまでに翻訳しました内、23冊は<菩提樹文庫>にてPDF版を読むことが出来ます。今後、翻訳文を掲載する予定はありませんが、偶には<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。学問的な議論ではなく、ただの雑談、独り言です、お楽しみ頂ければ幸いです。2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得ました。 初心者の疑問にはコメント欄にて対応します。

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)2-2

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

まえがき

本書の内容は、この人生で、菩提道において、最も高い果位を証得した一人の女性ーーメーチ・ケーウーーの修行とその生涯について、書かれたものである。

メーチ・ケーウは子供の時から修道の生活を指向し、少女の頃から、非常によい因と縁に恵まれ、何人かの、当代最も著名な禅師に出会うことができた。

彼女は、彼らの指導を尊び、従い、赤子の心のような真心と誠意をもって、修行した。

根器が鋭利であった為、彼女は非常に速くサマーディの道に精通し、禅の修行における年若い奇才となった。

彼女の心は、深い定に何時間も、軽々と入ることが出来、多くの不思議で美しく妙なる境地を観察することができた。

そうではあっても、家人の干渉によって、メーチ・ケーウは、最初は、出家して修道する希望を叶えることができなかった。

彼女はただ忍耐して、チャンスが訪れるのを待ち続けるしかなかった。

20年を数える、決して円満ではなかった結婚生活を経て、彼女は出家する因と縁が熟し、剃髪得度して、メーチとなった。

出家の後、彼女は長年、多くの著名な禅師と共に生活し、修行した。

これらの禅師は、彼女の入神の禅修行の様子に讃嘆した。特に、彼女の神通に対する熟練した様は、禅修行の指導者であってさえも、彼女と同じレベルである人は、何人もいなかった。

しかしながら、更に得難いのは、彼女は、この無常なる世間への執着を断ちきる事に成功し、最終的には、徹底的に解脱した所の、無為の境地を証得し得たことである。

現代社会において、人に知られた阿羅漢尼の一人として、彼女は生き生きとした生身の模範であり、一個の衆生ーー男女を問わず、種族、階級の別なくーーみな、仏教の最も究極の果位を証悟することができることを証明した。

(2-3につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点原文ママ。★誤字脱字を発見された方は

菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。

<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」Dhammavamsa Publication 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>