Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(12ー6)(私家版)

2.欲界果報心(8)           果報心には、「正語、正業、正命」という離心所はない。また、無量心所である「悲、喜」もない。智慧と相応すれば、慧がある。智と不相応であれば、慧はない。悦具の場合は喜があり、捨具の場合は喜はない。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(12ー5)(私家版)

6.捨具智相応有行:生起する心所は、「捨具智相応無行」と同じ。数量も、同じく32個または33個。        7.捨具智不相応無行:捨具であるため、喜がない。智不相応であるため、慧がない。故に、合計31個または32個となる。                  8.捨具智不相応有行:生起する心所は、「捨具智不相応無行」と同じ。数量は、31個または32個。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(12ー4)(私家版)

2.悦具智相応有行:生起する心所は、「悦具智相応無行」と同じであり、数も同じ33個、または34個である。       3.悦具智不相応無行:智不相応であるため、一個の慧心所が不足している。合計32個または33個になる。        4.悦具智不相応有行:生起する心所は、「悦具智不相応無行」と同じである。32個または33個である。        5.捨具智相応無行:捨具であるため、喜がなく、智と相応するため、慧はある。合計32個または33個となる。

原始織りの道具

以前に公開をお約束しました、原始織りの道具(一部分)の写真です。。。                   40年前に、タイのカレン族の織り手の方から、分けて頂いたものです。。。                        一番左の二本の棒は、整経完了した縦糸を固定するもの(身体側用)、その右隣は横糸用のシャトル(青い糸の絡まったもの。40年前のままです)。。。           その隣は、縦糸のもう一つの端(壁側方面)を固定するための太棒。。。                     一番右に写っているのは、縦糸を直接身体に固定するための、腰バンド…………後側に体重を存分に掛けても伸びたり、壊れたりしない様、強靭な豚皮でできています。。。               シャトルと腰バンドの間に写っている白っぽい板状のものは綜絖ですが、これは日本で、最近購入したものです(原始織りに適した、もう少し軽くて小さいものを、中国の業者に発注済み。届くの待っているところ〜注1)。。。                 本来の原始織りは<糸綜絖>を使います。それも、自分で作ります。。。            生来せっかちな私は、糸綜絖を作るなど、悠長なことはできませんし、糸綜絖は、ヘナヘナしていて、使いこなすのも難しいです。。。                  機織り機の歴史が、原始織りから、やがてイザリ織り、高機と進展していくのは、必然の成り行きなのでしょう。。。                  ただ、その辺に落ちていそうな棒切れを集めて、公園などで、何の気負いもなく整経し、整経完了したら、その縦糸の端を木の枝に引っ掛けて、チャッチャッと機織りする 山の民 を見ていると、《高機(や卓上機)がないと機織りができない!》と思い込んている文化人の狭隘な囚われは、綺麗サッパリ、一刀両断されます。。。             この世で、原始的な生活をしている民族に接すると、何故かホッとするのは、彼らから                   「もう少し肩の力を抜いて生きようね」    と言われているから、かもしれません。

(注1)ブログに上の文章を書いていましたら、中国に注文してあった 板綜絖が、届きました。。。                     9cm*18cm*2mmの薄い板を、綜絖の形にくり抜いたものです。これなら軽いので、腰の力だけで、縦糸をピンと張らなければならない原始織りに最適です。。。   ただし、横幅最大18cmですから、織れるのは、ベルト、肩紐の様なもの、仕立てて、小さなポーチにする、くらいになります。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(12―3)(私家版)

(6)悲、喜無量心所:無量心所は、4個ある。慈、悲、喜、捨……慈は、無瞋に含まれることと、捨は中捨性心所のため、ここでは、ただ、悲、喜の2個のみを列挙する。悲と喜は、同時に生起することはないし、また、必ず生起するとは限らない。もしあなたはが、他者の成功・成就を喜ぶ人間であるならば、喜無量心所が生起する。もしあなたが、他者の苦痛を憐憫するならば、悲無量心所が生起する。。7+6+19+1=33、合計33個または34個となる。

三年日記

お正月を迎えて、私が続けている日記も、三年目に入りました。。。          2年前の書き始めの時に紹介しました様に、日記を、その日の事を思い出しながら、夜に書くのではなく、その日に明日の予定を書く様にしています……私だけかも知れませんが、夜にその日の出来事を書きますと、どうしても、〇〇さんがこういった(不快である)、△△が挨拶してくれなかった(残念である)……などなどの被害妄想的な愚痴が多くなりますので、それを避ける為の知恵です。。。。。              もうすぐ誕生日、74歳になります。。。。  一番嬉しいのは、二人の息子がそれぞれ道を見つけて、大過なく過ごしていることです。                   親の勤めは果たしましたから、後は己自身の店仕舞、最後の軟着陸をどうするか? です。。。                  幸い、お正月に精舎に来ていた次男が、    「エンディング・ノ─トを書いてあると言っても、どこに置いてあるか分からないので、内容を、今教えて」            と言うので、このこと(延命治療をしない、献体希望、樹木葬希望などなど)について話合えたのは、一年の最初、幸せなことでした。。。。                緬甸パオ森林僧院ヤンゴン分院     Pannyaーadhika Sayalay(般若精舎)

クリスマスローズ

クリスマスローズ、秋に苗を購入して育てました所、今、十輪程、白い花をつけています。知人に「お花の写真は難しいよ」と言われているのてすが、本当、難しいです。UPしましたクリスマスローズ、本物の方が、何倍も素敵です^^;