Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(13ー4)(私家版)

$ 12個の無色界心と心所の関係 $        ■4個の無色界善心          ■4個の無色界果報心          ■4個の無色界唯作心         無色界の善心、果報心、唯作心は、色界善心の第5禅と同じものである。生起する心所は、30個である。

一休禅師の智慧

インドの宗教指導者であった バグワン・シュリ・ラジニーシ は晩節を汚して、死後の評判は良くないですが、彼の著書に『一休道歌』というのがあります。。。          これを読みますと、バグワンはなかなかに、一休禅師の事を深く理解していたな、と思います。。。                  最近の私の経験から言いますと、TVアニメになっている【一休さんのトンチ話】は、一休禅師が、初禅〜第三禅などの禅定に入って、彼の脳内または心に閃いた(仏の)智慧ではないのかなと、思います。。。                私も最近、イライラしたり、心が落ち込んだりした時に、(軽い)禅定に入る様にしています。そうすると、イライラや落ち込みは、実は、案外、さしたる根拠がないまま、脳内または心に映る〈風景の一種〉、の様に思われます(難しく言いますと、因・縁生起であり、故に、無我である……) 。。。                  そういう類いの〈風景〉を呼び起こすのは、己の業(心の癖)である事がわかれば、風景は風景のまま、やり過ごすことができます。。。                 一休禅師は、事ある毎に禅定に入り、その都度、己の先入観やプライドを捨てて、素直な気持ちで物事をみてみる………………            その結果、庶民が感心する程の、権力側の硬直した価値観を、軽く逆転せしめる様な智慧が湧くのだと思います。           禅定を育てる為の安般念は、二・三日で成果が出るものではなく、忍耐強く継続しなければなりませんが、一休禅師がそうであった様に、禅定から来る智慧は、我々の人生において、なかなか役に立つものだと、思います。。。。。                                追加:パオ・セヤドーが仰るには、【何でもかんでも、業のせいにしてはいけない】そうです。パワハラモラハラ、戦争など、業とは関係なく解決しなければならないものも多くあります(戦争は、国と国との業がこじれたもの、と理解する事はできます)。。。                                            日常生活の中において、肚を立てたり、落ち込んだりしたなら、先ずは禅定に入って心を落ち着かせると、智慧が湧いて、思いがけない解決方法が見つかる確率が、高くなる様に思います。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(13ー2)(私家版)

2.第二禅:尋がないだけで、他は皆同じ。合計32個または33個。。。    3.第三禅:伺がない。他は皆同じ。合計31個または32個。。。        4.第四禅:喜がない。他は皆同じ。合計30個または31個。。。       5.樂受が、捨受に替わる。その他は同じ。合計30個。

私のお気に入りー1

今、我が家で重宝しているお気に入りの手芸品、3点です。。。                          右上は、久留米絣の小銭入れ。       久留米在住の友人からのプレゼント……                         10cm*7cm。               左上はタイのカレン族の<モラ>で、メガネ入れにしています。モラは、カリブ海のものが有名ですが、通称<逆アップリケ>といいます。                    ニ枚の布を重ねて、上になった方の布を切り抜いて、下の布が見える様にして、模様を表現します。               写真のモノは、1mm巾にくり抜いてあります(下に赤い布、上にベージュの布をかぶせ、べージュの布を切り抜いて赤色が見える様にしてあります。)。                 これは、耳の始末がしてあるのに、実測してみると、赤色の線状の模様の幅は、たった1mmしかありません。                   どうやって折り返して、どうやって端の始末をしたのか、なぜその様な不思議なことができるのか、深い深い謎であります〜笑。。。                      下段のポシェットも、タイ・カレン族のものです。7mm位に切ったテープを、半分に折って土台になる布に、重ねて縫い付けて、模様にしています。布が貴重な時代に、補強の意味があったのかも知れません……山の民の、手仕事の美しさを感じます。。。                 久留米の小銭入れは、最近頂きました。タイの2点は、もう40年も前に購入したもので、さすがに、モラの方は色がくすんで来ています。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(13ー1)(私家版)

♢15個の色界心と心所の関係♢。       ★5個の色界善心。            ☆1.初禅:ある人が初禅に入るとき、合計33または34個の心所が生起するか、それはそれぞれ、以下の通り。           (1)7個の遍一切心所。。。     (2)6個の雑心所。。。

(3)19個の遍一切美心心所。。。  (4)悲、喜無量心所:必ずしも生起するとは限らない。ただし、かわいそうな衆生を所縁に取って、悲無量進展の初禅に入るならば、悲無量心所が生起する。    (5)一個の慧心所。合計33個または34個。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(12ー7)(私家版)

3.欲界唯作心(8)唯作心には、「正語、正業、正命」という離心所はない。無量心心である「悲、喜」は同時には生起しない、必ず生起するとは限らない。その他の原則は前と同じ。